高齢化で存続の危機 串本海亀を守る会
高齢化で存続の危機 串本海亀を守る会
和歌山県串本町の海岸で30年近くにわたってウミガメの保護活動をしている「串本海亀を守る会」(中尾勇会長)の会員が高齢化などで年々減り、現在は4人のうち3人が80歳以上。今季もパトロール中の会員がウミガメの産卵を確認し、卵をふ化場に移して保護したが、会員らは「活動を続けられるか不安」と話している。
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町内でウミガメの産卵場になっている上浦海岸と橋杭海水浴場は砂浜が狭いため、卵が波に流されたり動物に食べられたりするのを防ごうと、中尾会長(85)ら有志が1984年に同会を発足させた。
主な活動は、ウミガメの生態調査や産卵期の海岸パトロール、ふ化場への卵の移設、ふ化した子ガメの放流、海岸の清掃など。昨年までに210匹の産卵を確認し、産卵数は2万3322個、ふ化数は1万3371匹に上る。
ふ化場は会員らが上浦海岸にビニールハウスなどを手作りしたが、2003年と04年の台風で流失。その後、規模は小さくなったが上浦海岸に再びネットや木でふ化場を作った。
多い時に8人いた会員は現在、橋杭海水浴場の近くに住む中尾会長と上浦海岸の近くに住む岡崎正夫さん(86)、南地吉郎さん(80)、前田和好さん(68)の4人。昨年9月には、大阪府警を退職後に串本町へ移住して会員になった椿田琢昭さんが亡くなるなど、これまでに会員5人が亡くなっているという。
昨年は上浦海岸で5月23日に1回目の産卵を確認したので、今季も5月23日から海岸のパトロールを始めた。気温が低かったためか、なかなかウミガメの上陸が確認されなかったが、6月3日午前5時ごろに前田さんがウミガメの足跡を発見。産卵場所が波打ち際の近くだったため、岡崎さんと南地さんも駆け付け3人で127個の卵を掘り出し、ふ化場に移した。順調に育てば60日前後でふ化する。
同会は長年の保護活動が評価され、県の「わかやま環境大賞」で特別賞を受賞することが決まった。8日に和歌山市で授賞式がある。中尾会長らの健康状態を考慮して、事務局を務める南地さん1人が授賞式に出席する。
南地さんは元県職員。幼いころから遊んでいた上浦海岸に愛着があり、県職員時代に仕事でウミガメに関わっていたことから、定年退職後に会員になった。南地さんは「早朝のパトロールなど好きでないとできない面もあるが、ふ化した時や放流の時は気持ちが若返り、心が癒やされる。けれども自分も含めて会員の体調は万全ではないので、活動を引き継いでくれる人が出てきてほしい。(ウミガメ公園がある)三重県紀宝町のように、行政の手助けがあれば」と話している。
串本海亀を守る会への問い合わせは中尾会長(0735・62・2552)か南地さん(0735・62・3648)へ。
紀伊民報 6月7日(火)17時4分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110607-00000004-agara-l30
なんとか続けていって欲しいですね☆
和歌山県串本町の海岸で30年近くにわたってウミガメの保護活動をしている「串本海亀を守る会」(中尾勇会長)の会員が高齢化などで年々減り、現在は4人のうち3人が80歳以上。今季もパトロール中の会員がウミガメの産卵を確認し、卵をふ化場に移して保護したが、会員らは「活動を続けられるか不安」と話している。
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町内でウミガメの産卵場になっている上浦海岸と橋杭海水浴場は砂浜が狭いため、卵が波に流されたり動物に食べられたりするのを防ごうと、中尾会長(85)ら有志が1984年に同会を発足させた。
主な活動は、ウミガメの生態調査や産卵期の海岸パトロール、ふ化場への卵の移設、ふ化した子ガメの放流、海岸の清掃など。昨年までに210匹の産卵を確認し、産卵数は2万3322個、ふ化数は1万3371匹に上る。
ふ化場は会員らが上浦海岸にビニールハウスなどを手作りしたが、2003年と04年の台風で流失。その後、規模は小さくなったが上浦海岸に再びネットや木でふ化場を作った。
多い時に8人いた会員は現在、橋杭海水浴場の近くに住む中尾会長と上浦海岸の近くに住む岡崎正夫さん(86)、南地吉郎さん(80)、前田和好さん(68)の4人。昨年9月には、大阪府警を退職後に串本町へ移住して会員になった椿田琢昭さんが亡くなるなど、これまでに会員5人が亡くなっているという。
昨年は上浦海岸で5月23日に1回目の産卵を確認したので、今季も5月23日から海岸のパトロールを始めた。気温が低かったためか、なかなかウミガメの上陸が確認されなかったが、6月3日午前5時ごろに前田さんがウミガメの足跡を発見。産卵場所が波打ち際の近くだったため、岡崎さんと南地さんも駆け付け3人で127個の卵を掘り出し、ふ化場に移した。順調に育てば60日前後でふ化する。
同会は長年の保護活動が評価され、県の「わかやま環境大賞」で特別賞を受賞することが決まった。8日に和歌山市で授賞式がある。中尾会長らの健康状態を考慮して、事務局を務める南地さん1人が授賞式に出席する。
南地さんは元県職員。幼いころから遊んでいた上浦海岸に愛着があり、県職員時代に仕事でウミガメに関わっていたことから、定年退職後に会員になった。南地さんは「早朝のパトロールなど好きでないとできない面もあるが、ふ化した時や放流の時は気持ちが若返り、心が癒やされる。けれども自分も含めて会員の体調は万全ではないので、活動を引き継いでくれる人が出てきてほしい。(ウミガメ公園がある)三重県紀宝町のように、行政の手助けがあれば」と話している。
串本海亀を守る会への問い合わせは中尾会長(0735・62・2552)か南地さん(0735・62・3648)へ。
紀伊民報 6月7日(火)17時4分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110607-00000004-agara-l30
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スナフキン名言-スナフキン兄さんの生き方
<霊長類>半数、300種が絶滅の危機
<霊長類>半数、300種が絶滅の危機
地球に生息する霊長類のうち、半数にあたる約300種が絶滅の危機に直面しているとの報告書を国際自然保護連合(IUCN)などがまとめた。熱帯雨林の伐採などが主な原因。アフリカ・マダガスカルのキツネザルなど最も絶滅の危険度が高い25種をリストアップし、保護対策強化を訴えている。
報告書によると、ベトナム北東部のトンキン湾の島にのみ生息するゴールデン・ヘッド・ラングールは60~70頭。マダガスカルのキタイタチキツネザルも100頭を切った。ベトナム北東部のヒガシクロテナガザルも110頭前後しか残っていない。原因として、熱帯雨林の伐採による生息地の破壊のほか、食用やペットとしての違法取引などを指摘している。
報告書を執筆した環境保護団体「コンサベーション・インターナショナル」のラッセル・ミッターマイヤー会長は「10月に日本で開かれる国連生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)で、各国政府に対策を働きかけたい」と話している。【足立旬子】
2月20日11時8分配信 毎日新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100220-00000020-mai-soci
人間が原因ですね!
地球に生息する霊長類のうち、半数にあたる約300種が絶滅の危機に直面しているとの報告書を国際自然保護連合(IUCN)などがまとめた。熱帯雨林の伐採などが主な原因。アフリカ・マダガスカルのキツネザルなど最も絶滅の危険度が高い25種をリストアップし、保護対策強化を訴えている。
報告書によると、ベトナム北東部のトンキン湾の島にのみ生息するゴールデン・ヘッド・ラングールは60~70頭。マダガスカルのキタイタチキツネザルも100頭を切った。ベトナム北東部のヒガシクロテナガザルも110頭前後しか残っていない。原因として、熱帯雨林の伐採による生息地の破壊のほか、食用やペットとしての違法取引などを指摘している。
報告書を執筆した環境保護団体「コンサベーション・インターナショナル」のラッセル・ミッターマイヤー会長は「10月に日本で開かれる国連生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)で、各国政府に対策を働きかけたい」と話している。【足立旬子】
2月20日11時8分配信 毎日新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100220-00000020-mai-soci
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