チョロ船:伝統的な木造帆船、3そう目の進水式-油津港 /宮崎
チョロ船:伝統的な木造帆船、3そう目の進水式-油津港 /宮崎
シイラ、カジキマグロなど沿岸漁業用の船として油津港の漁師が長く使ってきた伝統的な木造帆船、チョロ船の3そう目の進水式が、同港であった。
チョロ船は、強化プラスチック船などの普及により1950年代に急速に姿を消した。02年に有志が集まり「チョロ船を復元する会」が発足。市民の寄付などで1そう目が完成、さらに市産業活性化協議会(NIC21)が国土交通省の支援を受けて2そう目を完成させ、油津港まつりや堀川運河まつりなど、同港に関連したさまざまなイベントや小中学校の体験学習などに利用されてきた。
今回完成した3そう目は、堀川運河周辺のにぎわい創出や小学生の乗船体験などの増加に対応するために、「油津チョロ船保存会」(河野龍二会長)が計画し造った。同会によると、今後はこの3そうを活用して定期運航なども実施していく計画。河野会長(70)は「今回のチョロ船はこれまでの2そうに比べ、船底が低く安定感が増した。自分たちの目的は、飫肥杉の有効活用と文化継承です」と話した。
進水式では新造船の安全を神事で祈り、もちまきなどで新しいチョロ船の誕生を祝った。【荒木勲】
7月14日17時2分配信 毎日新聞
味がありますね☆
シイラ、カジキマグロなど沿岸漁業用の船として油津港の漁師が長く使ってきた伝統的な木造帆船、チョロ船の3そう目の進水式が、同港であった。
チョロ船は、強化プラスチック船などの普及により1950年代に急速に姿を消した。02年に有志が集まり「チョロ船を復元する会」が発足。市民の寄付などで1そう目が完成、さらに市産業活性化協議会(NIC21)が国土交通省の支援を受けて2そう目を完成させ、油津港まつりや堀川運河まつりなど、同港に関連したさまざまなイベントや小中学校の体験学習などに利用されてきた。
今回完成した3そう目は、堀川運河周辺のにぎわい創出や小学生の乗船体験などの増加に対応するために、「油津チョロ船保存会」(河野龍二会長)が計画し造った。同会によると、今後はこの3そうを活用して定期運航なども実施していく計画。河野会長(70)は「今回のチョロ船はこれまでの2そうに比べ、船底が低く安定感が増した。自分たちの目的は、飫肥杉の有効活用と文化継承です」と話した。
進水式では新造船の安全を神事で祈り、もちまきなどで新しいチョロ船の誕生を祝った。【荒木勲】
7月14日17時2分配信 毎日新聞
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