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<ウナギ>「釣って食べる」ひそかなブーム懸念の声

<ウナギ>「釣って食べる」ひそかなブーム懸念の声

 ウナギが漁獲量の激減に伴う価格高騰で“高値の花”になる中、自ら釣って食べるのが、ひそかなブームになっている。海での産卵を控えた梅雨時期から秋にかけて都市部も含め河川でよく釣れるという。ただ、今年2月には国の絶滅危惧種に指定。漁業法に基づき禁漁期間を設けているのは、稚魚シラスウナギの漁獲量上位の宮崎、鹿児島両県にとどまる。専門家は「シラスウナギを産む大事な資源であり、自粛してほしい」と訴える。【野呂賢治】

 今月26日午後9時過ぎ、福岡市中心部を流れる那珂川の河口付近。護岸には釣りざおが30本以上並んでいた。九州最大の歓楽街・中洲のネオンを横目に、ウナギを狙う男たち。この時期、毎日のように見られる光景だ。

 ウナギは夜行性のため、釣れるのは主に夕方から深夜にかけて。特に薄暮の時間帯が釣れやすいという。餌はミミズやアサリなど。3年前からウナギ釣りを始めた福岡市中央区の板前の男性(61)によると、市内の川の中でも那珂川の河口付近は脂が乗って最も美味で「白焼きにすると酒のさかなに最高なんよ」。10年近く通い続けている福岡県志免町の男性(63)は「多い年は1日で30匹近く釣れる」と話した。午後10時半過ぎ、別の男性が全長70センチ超を釣り上げると、他の釣り人たちも集まってきた。

 ブームを察知したのは大手釣具店。福岡市内の店では3年前からウナギ釣りのコーナーを設けており、店長は「特に昨年ごろからウナギ関連の釣り具の売れ行きが好調。自分で釣って食べたいという声はよく聞きます」と語った。

 それにしてもなぜ、そんなに釣れるのか。ウナギの生態などを研究する望岡典隆(もちおか・のりたか)・九州大准教授(海洋生物資源学)によると、産卵を控えた9~12月ごろに川を下り、産卵場所として九州から約3000キロ離れた海域を目指す。体力を蓄える必要から海の手前の河口付近で徐々に海水に体を慣らしながら餌を荒食いするため簡単に釣れるという。

 しかし養殖に使う天然のシラスウナギの漁獲量は年々減少。今年は7月末現在、全国で約5.2トンと、過去最低だった昨年の同時期の約4割減となっている。数百万個の卵を産む親ウナギの保護が急務だが、禁漁にしているのは全国でも宮崎、鹿児島だけ。禁漁期間(10~12月)に違反すると懲役1年以下または50万円の罰金などが科され、他県でも検討に乗り出すなどの動きも出ている。

 望岡准教授は「ウナギは成魚になるまで5年以上もかかる。禁漁期間のない地域でも、食文化保護のためにも親ウナギを温かく見守ってほしい。絶滅危惧種に指定され注目が集まる今が、ウナギを守るラストチャンスかもしれない」と話す。
毎日新聞 8月30日(金)15時41分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130830-00000067-mai-soci



これだけウナギの価格が高騰すると、自分で釣って食べたくなるのも人情だと思いますが、、、
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